コラム

  • 仙台ゴスペル・フェスティバルとは 2002年に始まった市民参加の野外の歌の祭典

    仙台の街なかで、ゴスペルをはじめとする歌のグループの歌声を聴ける催しに、仙台ゴスペル・フェスティバルがあります。ここでは、仙台市の資料と、主催する実行委員会の公式ホームページをもとに、この催しがどのように紹介されているかと、見る・歌う・支えるという関わり方の入口を整理します。開催の日にちや会場、回ごとの内容は年によって変わるため、具体的な日程は書かずに、確かめられる場所を案内します。

    仙台市の資料での紹介

    仙台市の資料「市民主体の文化芸術活動の状況について」は、アマチュアやプロ、企業、NPO法人など、市民の側が担う文化芸術活動の例を挙げています。仙台ゴスペル・フェスティバルは、そのうちの大型イベントの一つとして載っています。

    資料によると、初めて開かれたのは平成14(2002)年で、主催は「仙台ゴスペル・フェスティバル実行委員会」です。催しの性格については、歌声を軸にした、市民が参加してつくる野外のフェスティバルと説明されています。出演するのはゴスペルのグループが中心ですが、ほかのジャンルの歌唱グループも全国から加わる、とも書かれています。

    同じ欄に並ぶ、仙台の野外の音楽祭

    同じ資料の大型イベントの欄で、仙台ゴスペル・フェスティバルと並んで紹介されているのは、次の2つの音楽の催しです。

    • 「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」は、平成3(1991)年が最初の開催で、プロとアマチュアの別や年齢を問わず、国内外からさまざまなジャンルの演奏家が加わる野外の催しとして紹介されています。
    • とっておきの音楽祭は、平成13(2001)年に始まった野外の音楽イベントで、障害の有無にかかわらず、ともに音楽を楽しみながら心のバリアフリーを目指すものとされています。

    仙台ゴスペル・フェスティバルは、こうした市民が担う屋外の音楽祭と並べて、市の資料に位置づけられています。

    公式ホームページに書かれている、催しの形と考え方

    主催の実行委員会の公式ホームページは、この催しを、いろいろな歌声が広がる「街角市民音楽祭」と紹介しています。開催要項の説明では、公園や広場、アーケードのある商店街といった街なかの場所で、ハーモニーを響かせてきたとされています。また、ゴスペルの「感謝する」という心と「勤労感謝の日」をかけて、毎年11月に開いてきたことも、同じ説明に書かれています。開催の日にちは、その年の開催要項で発表されます。

    協賛を呼びかけるページによると、実行委員会は市民による手づくりの組織で、運営はすべてボランティアが担っています。同じページには、仙台を歌声にあふれた街にしたい、歌声で社会の役に立ちたい、という思いもつづられています。

    街角のステージと、最後のステージ

    開催要項では、当日のプログラムが、街角のいくつもの会場で歌が続く「ストリートステージ」と、締めくくりの「フィナーレステージ」の2つに分けて示されています。それぞれの時間や会場は年ごとの要項で発表され、時間や会場の数は変わる場合がある、という断り書きも添えられています。

    開催から20年の節目に作られた歌

    公式ホームページには、「Grateful/グレイティフル」という歌を紹介するページがあります。フェスティバルが始まって20年、東日本大震災からは10年という節目の2021年に、これまでの支援や応援へのお礼の気持ちを込めて作られたアンサーソングだと説明されています。仙台でのオーディションで選ばれた歌い手たちが、ほかのアーティストと一緒に作り上げた歌とされています。ページには、出演する人や会場で聴く人を含め、多くの人に歌って親しんでもらえるよう、音源と歌詞が載っていて、歌詞カードと楽譜もダウンロードできるようになっています。

    見る・歌う・支える 関わり方の入口

    公式ホームページのメニューには、開催要項と出演グループの募集要項のほか、協賛要項、ボランティア募集、問合せのページが並んでいます。関わり方ごとに、どのページを見ればよいかをまとめます。

    見る 出かける前に観客向けの動画を

    街の中の屋外で開く催しであることから、実行委員会は観客と出演者に向けたマナーの動画を作り、公式ホームページで紹介しています。動画は、街の一角を借りて音楽祭を開くことについて、観客向けの基本編と、出演者向けの応用編の2本に分かれています。動画は2020年11月の公開と記されていて、新型コロナウイルスの影響の中で、仙台で再び音楽祭を開けることを願って作られたと説明されています。聴きに行く前に基本編を見ておくと、街角の会場での過ごし方を思い描く手がかりになります。

    歌う 出演グループの募集要項

    出演は公募で、開催要項では、2名以上のヴォーカルグループが出演者とされています。募集要項は、ゴスペルクワイアに限らず、アカペラやコーラスのグループも例に挙げています。歌のジャンルは問わない一方で、ハーモニーと、仙台の街角の景色に合う美しく力強い歌声を大切にするとしています。応募では、エントリーフォームのほかに、選考に使う演奏の動画などの提出が求められています。提出する動画にオリジナル曲以外の曲を収めるときは著作権料がかかる場合があり、くわしいことは日本音楽著作権協会(JASRAC)へ問い合わせるよう、募集要項に添えられています。募集の期間や参加の条件はその年の募集要項で示されるので、応募を考えるときは最新の要項を確かめてください。

    支える 運営ボランティアと協賛

    ボランティア募集のページでは、運営する側として一緒に音楽祭に加わる人を募っています。当日の主な役目は、実行委員と組んで1つの会場を受け持ち、ステージの準備と片付け、観客の誘導、歩く人の通り道の確保、プログラムの配布などをすることだと書かれています。参加の資格として、国籍や年齢、性別、職業は特に問わず、未成年の人には保護者の同意が要るとされています。学生や、運営に初めて加わる人も歓迎すると呼びかけています。

    協賛要項のページでは、催しを支える協賛と寄付を募っています。協賛の内容や申し込みの方法も、このページで案内されています。

    まとめ

    仙台ゴスペル・フェスティバルは、平成14(2002)年に始まった、実行委員会が主催する市民参加の野外の歌の祭典として、仙台市の資料に紹介されています。公式ホームページからは、街角のステージとフィナーレのステージで組み立てられていることや、出演グループとボランティアを公募していることが分かります。開催の日にちや会場、出演するグループは年ごとに変わるので、出かける前や応募の前には、公式ホームページの開催要項や各ページで最新の情報を確かめてください。催しについて尋ねたいときのために、公式ホームページの問合せのページには、実行委員会事務局へ送るお問い合わせフォームがあります。

    ジョン・ルーカス公式サイトのご案内

    このサイトは、ジャマイカ出身のシンガーソングライター・ゴスペルディレクター、ジョン・ルーカスの公式サイトです。公式サイトはJLミニストリー合同会社(仙台市若林区)が運営しています。年表には、2000年に ALT として来日し、2004年から仙台市・宮城県内を中心にゴスペルの活動を始めたことが載っています。仙台ゴスペル・フェスティバルのスペシャルサポーターを務めていると、年表に載っています。年表は、公式サイトのプロフィールのページで読めます。公演の予定は、公式サイトのスケジュールのページで案内されています。ジョン・ルーカスの公演やイベントについてのお問い合わせは、公式サイトのお問い合わせページからご相談ください。

    参考にした資料

    各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。