コラム
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災害支援曲を作る時の配慮とは?心に寄り添う5つの制作ステップ
災害支援曲の制作において最も大切なのは「聴く人の心に寄り添う」視点です
災害支援曲を制作する際、最も優先すべきは被災された方々の心境に深く共鳴し、無理のない希望を提示することです。東日本大震災以降、13年以上にわたり被災地での復興支援活動を続けてきたJohn Lucasは、音楽が持つ癒やしの力と、同時に言葉が持つ繊細な影響力を肌で感じてきました。単に「頑張れ」と鼓舞するのではなく、悲しみを分かち合いながら、一歩ずつ前を向けるような配慮が求められます。
この記事では、音楽を通じて社会貢献を志す方や、イベント企画でオリジナル曲を検討している団体の方に向けて、災害支援曲を作る上で欠かせない配慮と具体的な制作ステップを解説します。本場ジャマイカのゴスペル精神と日本文化への深い理解を併せ持つジョン・ルーカスの知見を交え、誰もが安心して歌い、聴くことができる楽曲制作の指針を提案します。
ステップ1:被災地の現状と「心のフェーズ」を深く理解する
災害支援曲を作る第一歩は、対象となる地域の現状と、被災された方々の心理状態を正確に把握することです。災害直後と数年が経過した後では、求められるメッセージが大きく異なります。
- 発災直後:安心感や寄り添い、孤独ではないことを伝える静かな励まし。
- 復興期:共に歩む決意や、失われたものへの追悼、そして未来への小さな希望。
- 定着期:地域の絆を再確認し、次世代へ語り継ぐための明るいエネルギー。
John Lucasは、宮城県角田市のPR大使や東北大学大学院での学びを通じ、地域社会の構造と人々の心の移り変わりを注視してきました。独りよがりな応援歌にならないよう、まずは現地の声に耳を傾けることが不可欠です。
ステップ2:言葉選びにおける「禁句」と「代替表現」の精査
歌詞を作る際、最も配慮が必要なのが言葉の選択です。良かれと思って使った言葉が、時に深い傷をえぐってしまう可能性があるからです。
「頑張れ」という言葉の扱い
すでに精一杯頑張っている方に対して「頑張れ」という言葉は重荷になることがあります。代わりに「共に歩もう」「そばにいるよ」といった、共感と連帯を示す表現を選ぶのが賢明です。
具体的な被害を連想させる直接的な表現を避ける
津波、地震、火災などの直接的な状況描写は、トラウマを再発させる(フラッシュバック)原因になり得ます。比喩表現を用いたり、美しい風景や心の情景に置き換えたりすることで、聴き手が安心して音楽に浸れる環境を整えます。
ステップ3:メロディとリズムに「癒やし」と「活力」を共存させる
災害支援曲には、心を落ち着かせる「癒やし」の要素と、明日への一歩を踏み出す「活力」のバランスが重要です。ゴスペル音楽の構成は、このバランスを保つのに非常に適しています。
- テンポの設定:心拍数に近いゆったりとしたテンポから始め、徐々に前向きなリズムへと展開させる構成が効果的です。
- ハーモニーの活用:一人の歌声(ソロ)だけでなく、合唱(コーラス)を取り入れることで、コミュニティの繋がりと支え合いを音で表現できます。
ジョン・ルーカスが日本武道館や全国のワークショップで伝えているのは、声を合わせることで生まれる「一人じゃない」という実感です。複雑すぎるメロディよりも、誰もが口ずさめるシンプルで温かい旋律を心がけましょう。
ステップ4:多様な背景を持つ聴き手への配慮(ユニバーサルデザイン)
災害は、年齢、性別、国籍を問わずあらゆる人に影響を及ぼします。支援曲もまた、多様な人々が受け入れやすいものであるべきです。
ジャマイカ出身のJohn Lucasは、異文化交流の架け橋として活動する中で、言葉の壁を超えて伝わる音楽の重要性を説いています。日本語の歌詞に簡単な英語のフレーズを混ぜたり、手拍子や簡単な振り付けを加えたりすることで、子供からシニア、さらには海外の方までが参加できる「参加型」の支援曲になります。
ステップ5:継続的な支援に繋げるための仕組みづくり
曲を作って終わりにするのではなく、その楽曲がどのように活用され、支援の輪を広げていくかまでを設計します。
- 著作権の扱い:チャリティー目的での使用を柔軟に許可するか、収益を寄付する仕組みを明確にします。
- 歌い継がれる工夫:楽譜を公開したり、合唱用の編曲を用意したりすることで、地域の学校や合唱団が継続的に歌えるようにします。
John Lucasの「SONG FOR JAPAN特別賞」受賞は、単発の活動ではなく、長年にわたる復興支援の継続が評価されたものです。一過性のブームで終わらせない配慮が、真の支援へと繋がります。
よくある誤解:悲しい曲でなければならない?
災害支援曲というと、短調の悲しい曲をイメージしがちですが、必ずしもそうではありません。大切なのは「感情の解放」です。悲しみを吐き出した後に、心がふっと軽くなるような明るい長調のセクションを設けることも、心理的な回復を助ける重要な要素となります。
まとめ:音楽で心を繋ぐために
災害支援曲を作るプロセスは、被災された方々の痛みに触れ、共に立ち上がろうとする祈りの作業です。ジョン・ルーカスが20年以上の日本生活で培った「和」の心と、ゴスペルの「希望」を融合させたアプローチは、多くの人々に勇気を与えてきました。
もし、あなたが地域の復興イベントや社会貢献活動のために音楽の力を借りたいと考えているなら、まずはその想いを形にすることから始めてみてください。John Lucasは、オリジナル楽曲の制作や歌唱指導を通じて、あなたの志をサポートします。
具体的な制作の相談や、ワークショップの依頼については、以下の公式チャネルよりお気軽にお問い合わせください。共に、心に響く希望の歌を届けていきましょう。
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